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赤ちゃんの側弯症と高齢者の側弯症

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赤ちゃんの側弯症と高齢者の側弯症

側湾症と年齢

側湾症は一般的に思春期もしくは閉経後に進行するといわれており、このふたつの時期を中心にコルセット治療や手術療法が考えられていますが、あくまでも一般的に多いという話であり、基本的には年齢は関係なく、いつ曲がり始めるかはわかりません。
そのため赤ちゃんでも側湾症を発症することもあります。

また大人になってから曲がることもしばしばありますので、注意が必要ですね。
以前にも書いたことがありますが、とくに遺伝性のあるものと断定はできませんが、ご家族やご親戚にたとえ軽度であっても側湾症の方がいる場合はさらに注意が必要かと思います。

赤ちゃんの側湾症

0歳から4歳くらいで発見されることがあります。
胎児で発見される場合は先天性の側湾症であるため、改善が難しくなります。
身体が柔らかいからか進行はかなり早いです。
気づいたら50から60度くらいまで進行しているなんてことも・・・しかし身体がまだできあがっていないため体操やピラティスのような複雑な運動などは、まだ自分の身体をコントロールできない年齢の場合は困難でしょう。

また思春期側湾症で一般的に行われる背骨を金属で連結する手術は非常に難しく、もし可能であっても成長の過程で固定範囲を調整するために何度か手術を繰り返すことになるようです。
またそのため一般的な改善法として「へプター」と呼ばれる手術です。
これは腰椎と肋骨の背中側にへプターという棒状の器具を取り付けて背骨をまっすぐする手術法です。
これに関しても成長とともに何度か繰り返し行うようです。(多いと年に2回ずつ行うことも・・・)

もっと大変なのはギプス療法です。
これは、子どもの首から腰までを布でグルグル巻きにして、上から石膏で固める改善法です。
全身をギプスで固められた状態で3~4週間ほどベットで寝ていなければいけません。
これは想像するだけでもゾッとします。
しかもこのギプス療法は3~4か月ごとに繰り返しやらなければなりません。

また改善のための施術ではなく、手術を遅らせるための施術法ですので、結局時期をみてへプター手術を行うようです。
患者である赤ちゃんも大変ですが、それをサポートする親御さんもかなり大変だということです。

このお話は4歳で58度と診断され当院に来院された患者様が実際に病院で言われた話です。
その患者様はその後いったんギプス療法は保留し当院の施術を開始し4か月後に38度、数年後には6度になりました。
この施術結果を2012年に神戸学院大学ポートアイランドキャンパスで行われた第19回日本健康体力栄養学会にて、多くの大学教授の前で発表させていただきました。(当院は第15回から定期的に参加し、側湾症以外の様々な分野の方々と交流をさせていただいております。)

モロー反射のイラスト

思春期の側湾症

これは一般的にみなさんが想像されている特発性の側弯症で、早いと小学校低学年から徐々に進行が始まります。
基本的に成長期の間は経過をみていってコルセットなり手術なり施術法を選択していくかたちになっていきます。
これらに関しては他のコラムにも詳しく種類別に記載してありますので、そちらをご覧いただきたいと思います。

思春期以降の側弯症

だいたい高校卒業後からのお話になると思います。
日本の多くの大学病院では、成長期が終わったタイミングで40度以下であればコルセットを含め施術自体を卒業というかたちになることが多いです。
もし40度以上であれば手術するかしないかの二択から選び、手術しないとなると1年後に定期検診するか卒業となっていきます。
もし地方にお住まいであれば進学先や就職先の近くの大きな病院を紹介されることもあります。
そのため、ここからは自分が度数を気にするなら自発的に整形外科に行くか健康診断で肺のレントゲンのついでに確認するといった流れになっていきます。

また度数はもう気にしてないということになると見た目をきにするかどうかになりますので、結構個人差が出てくるかなと思います。
例えば大学生になってサークルで水着を着るとか、夏に薄着でも目立たないようにする、結婚式でウエディングドレスを着るなど、人によっては気にする場面に備えて見た目を変えていくということです。

そして度数を最も気にするのは国内大手企業のパイロット志望・キャビンアテンダント志望の方ですね。
これに関してもすでにコラムに記載してあるので詳しくはそちらをご覧ください。
特にそういったことがなければ、40代ころでてくる鈍痛や坐骨神経痛やヘルニアなどの合併症にならないようにできる限りセルフケアなどで悪くならないようにつとめていく感じになると思います。(とはいってもお仕事されていたり子育てされているとなかなか自分の時間がとりにくく、ついつい後回しになってしまいがちではあると思いますが・・・)

ブーケトスのイラスト

高齢者の側弯症

高齢者の場合最も多いのが後湾症との合併症です。
昨年にNHKで側彎症の特集回にも事例としてあがっていましたね。
後弯症とはいわゆる背中が丸くなってしまうことですが、高齢になると背中の筋肉がガチガチに固まってしまい上に伸びなくなってしまうことが多いです。
そのせいで後湾症がひどくなると、胃がつぶれて食が細くなったり、逆流性食道炎になることがあります。
特に農業に従事されている方や家庭菜園をやられている方、重いものを持つ仕事の方などは避けられない姿勢です。
そうでなくても実際にみなさんも街中でみかけることが多いと思いますが、カートを押している人などが後湾症の代表例です。

また背中がガチガチに固まることですが、人間は退化するとはよくいったもので、昔はできていたであろう背中をそらして後ろを見る動き(ラジオ体操であるような)や筋トレでの背筋など、全然できなくなっていると思います。(これは当院に来ている30代以上の方みなさん実感されています。)
それに加えて側弯してしまっているのが高齢者の側湾症で多いです。
もちろん当院に来られている方で80歳でも後湾せずに真っ直ぐ立てていて側弯だけしている患者様もいますが、やはり後湾症との合併が多いです。
中には杖をつかないと歩きにくい人もいます。
個人的には杖はあまりよくないと考えます。
なぜなら左右どちらかに体重を預けるので余計に身体のバランスが崩れてしまい、どんどん傾きが強くなってしまいます。

また全体重を1本の棒で支えるため不安定になります。
当院ではできるだけ早く杖を卒業できるように施術を進めていきます。
当院の本「側弯症は治る」の体験談にもアメリカから来日するときは杖をついてきたが、帰りは杖なしで帰国できたというエピソードもありますので、ぜひ読んでいただきたいと思います。

腰の曲がったお婆さんのイラスト

もし側弯症の手術を考えているならば50代までにやっておくべきといわれています。(もちろん今は技術がすごいので、絶対できないということはないと思いますが)
その理由は2点あるようです。1つは骨粗しょう症です。

骨粗しょう症の場合、背骨にボルトをいれて矯正する側湾症の手術とは相性が悪いからです。
2つ目は予後の大変さ。
長時間の手術に加え、ベットに長い間いることや、歩行練習から始めるなど今までかろうじて出来ていた日常生活に戻るまでが想像以上に大変だからです。
10代や20代の人でも術後は動きに制限がありますが、高齢者の場合は回復により時間がかかってしまうことがあるからといわれています。
ヘルニアなどの手術と違い背骨にボルトを入れます。
痛くても取れません。

大塚整体治療院

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