一般的な側弯症施術の種類と特徴について
側弯症の改善や、進行を防ぐことを目的とした施術には、いくつかの種類が存在します。
しかし、自身の症状にはどのような施術が適しているのか、分からない方もいるのではないでしょうか。
医療機関では、背骨の弯曲具合を一つの目安として、処置の方法を選択します。
定期的なレントゲン撮影と経過観察で様子をみることもあれば、常に装具を着用し、側弯症の進行を防ぐケースもあります。
また、重度の側弯症の方や、見た目の変形を改善したいと考える方に対しては、手術をすすめることもあります。
ここでは、一般的な側弯症施術の種類や効果についてご紹介していきます。
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目次
側弯症の方が抱えている悩みとは
側弯症になると、背骨の変形による身体の見た目の変化や、痛みなどの症状があらわれることがあります。
側弯症を改善するための施術方法は多数存在するため、次のような悩みを抱えている方は、医療機関や専門の方に相談をしてみましょう。
- 前かがみをすると肩甲骨が盛り上がる
- 肩こりや腰痛になりやすい
- 背中の筋肉が常に張っている
- 見た目の変形を改善したい
- 側弯症を改善する方法が知りたい
- どのような施術が有効なのか知りたい
一般的な側弯症施術の種類を確認しましょう
側弯症の手術の内容
一般的に側弯症の手術は、次のような方法で行われます。
●側弯症の手術方法
側弯症で行われる手術は、主に次の2種類の方法があります。
・前方法
背骨の前方にある椎体や椎間板にアプローチを加える方法です。
横向きに寝た状態で皮切りを行い、肋骨を1~2本外して背骨にアプローチします。
そして、矯正予定の範囲の椎間板を切除し、切除した肋骨を移植した後椎体にスクリューを1~2本入れてロッドで矯正を行います。
・後方法
背中に縦の皮切りを加え、背骨から筋肉を剥がして棘突起、椎弓、横突起といった背骨の後方組織を露出します。
この際、椎弓根スクリューを設置し、ロッドを連結させるといったテクニックを使うことで、背骨のカーブを矯正していきます。
スクリューとロッドでしばらくは矯正位を保持できますが、次第に金属が疲労を起こし、折れたりスクリューがゆるんだりすることがあります。
そのため、矯正した範囲の背骨を一つの骨にくっつける作業が必要となります。
その際は、右の腸骨から骨を採取することが多いです。
●子どもの場合複数回の手術を行うことも
小学生前後の子どもは骨が成長段階であるため、手術を行う場合、成長に応じて複数回の手術を行うケースがあります。
以前は前方法が主流でしたが、最近では後方法の技術が発達したため、後方法による手術が増えています。
側弯症で使用されるコルセット
側弯症の改善を図るために、コルセットを着用する方法があります。
●コルセット着用の目安
コルセットを着用する目的は、側弯位を矯正・保持し、側弯の進行を防ぐことです。
側弯症の進行を防ぐために医療機関で行う方法としては、もっとも効果的と言われています。
Cobb角が25°~50°の場合、コルセットを着用するケースが多いです。
※装具の形や質は病院によってさまざまです。
※写真は当院の患者様が不要になり置いていかれた全国各地の病院の装具ver1
●コルセットの効果
上半身を伸ばし、姿勢をなるべくまっすぐにした状態で、コルセットを固定します。
基本的に就寝時も着けたままです。
Cobb角の増強を防ぎ、症状の悪化を防ぐ効果が期待できます。
手術に至るほどの進行を防ぐためにも、早期に側弯症を発見し、早い段階からコルセットを着用することが大切です。
●コルセット着用のデメリット
側弯症の進行を防ぐために有効なコルセットですが、次のようなデメリットもあります。
・入浴時以外は常に着用することが望ましい
・必ずしも進行を防げるわけではない
・圧迫感や動かしづらさを覚える
側弯症の改善には「アンダーアーム装具」と呼ばれるコルセットが使用されます。
通常のコルセットと比べても大きく、体幹のほとんどを覆う形状であるため、かなりの圧迫感を強いられることになるでしょう。
また、側弯症は女子に多く発症するため、ファッションや服装にも制限がかかることで、精神的な負担となるリスクも考えられます。
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